無意識層というのは普段意識していない潜在意識の部分です。

しかしまるで意識できないようなものではありません。

 

識の仕組みを理解してゆくと自分の無意識の働きに気づくことができるようになってきます。

本来は自分の一部なのですから。

 

そして無意識が意識できるようになってくると非常に便利なことが起き始めます。

何故なら人は無意識層にあるシステムによって一日の大半をパターン行動しているからです。

それに気づかないままに無意識的・反復的・反応的行動を繰り返しているのがほとんどの人間です。

 

それが知覚できるようになるといったいどんなメリットがあるのでしょうか?

 

例えば、飲食店などで出された料理がお腹一杯になったのにあと数口残っていたとしましょう。

あなたはそれを残せますか?

中には残せる人もいますが大半はいつも残さずに食べてしまうという人が多いのではないでしょうか。

 

それはどうしてですか?

そう聞かれると、もったいないから。行儀悪いから。などといった応えが返ってくると思います。

しかし普段はそんなことも意識しないままに食べつくしてしまうことが多いのではないでしょうか。

お菓子の袋を開けると、最後まで食べきらないと気の済まない人も同じです。

 

これらは「もったいない」という幼いころから親などに言われ続けた観念が無意識にプログラムされていることから起こっています。

 

それの何が悪いと言うの?

もったいないから残さないことはいいことじゃないの!

 

そんなふうに考える人も多いと思います。

しかし、本当にそうでしょうか?

 

もし目の前に出された料理を毎回毎回もったいないからと言って食べつくしていたらどうなるでしょうか。

太ってしまって高いお金を払ってエステに行ったり頑張ってダイエットしたりすることになりませんか?

それだけじゃありません。

食べ過ぎを続けることによって新陳代謝が低下して生活習慣病になってしまうかもしれません。

(実際に先進諸国の人の大半が生活習慣病が原因で死にます。そして生活習慣病の原因は圧倒的に食べ過ぎです)

 

もったいなくはありませんか?

お金や時間が。

さらに命や人生が。

 

もったいなさにも種類があります。

目の前の食べ物を残すことだけが唯一のもったいなさではありません。

 

しかし、それを意識できないうちは人間はいつもの通りに自動行動を繰り返します。

ただ食べ物を残さないことだけを無意識的プログラムとして遂行し続けてしまいます。

 

でも…

もったいなさにもいろいろなもったいなさがあると自覚できたらどうでしょうか?

今この瞬間に適切なもったいなさが自覚できればどうでしょうか?

 

選択できますよね。

 

今はダイエット中だから、食べ物を残すことより太ってしまうことへのもったいなさを優先しよう。

今は体調を整えている時期だから健康を損なうようなもったいないことをしないでおこう。

 

そんなほうに考えることで選択権が生まれてきます。

無意識が意識化できると自由に自分を動かせる選択肢が増えるのです。

 

自分では止められない食べ過ぎや気分障害。

思うようにいかない対人関係や対人緊張、そして恋愛など。

 

それらの行動パターンを変える鍵が無意識にあります。

そしてそれは仕組みが理解できて意識化できるようになってくると自分でコントロールできる部分が増えてゆきます。

より自分が自由に動かしてゆけるということです。