潜在意識は知っている

自分自身を苦しめているチグハグ行動はすべて無意識下で起きています。

例えば過食のような食べ過ぎも、鬱のような精神疾患も。

ひきこもりや過度の対人緊張や極端な潔癖症など。

アレルギーのような免疫の過剰反応など。

望んでいないはずなのに繰り返し起こる失敗パターンも。

 

無意識下で何が起きているのかがわからないうちはそれらのパターン行動や衝動を意志の力で抑え込むことはできません。

問題の本質に気づかないままに、自分を苦しめてきた気分の浮き沈みや衝動的行動を変えることは不可能だとは思いませんか?

何故そうなっているのかがわからないままに自分をコントロールすることは難しい。

それが人間です。

 

しかし自分の無意識や潜在意識の仕組みが理解できればどうでしょう?

自分を動かしている無意識下に隠された原因と理由が把握できればどうでしょうか。

さらに潜在意識から直接情報を受け取ることができればどうでしょうか。

 

ここでは講義による仕組みの解説と理解。

ヒプノによる自分の潜在意識との直接コンタクト。

トランスによる失われていた幼少期の記憶などの直接体験。

そしてトラウマ的記憶の解消と感情の流し出し。

これから先の自分が選択しうる可能性とそれに向かう行動方法。

そういったことを理論だけでなく実践を通して体験することが可能です。

 

今までとは別の自分自身へのアプローチを体験&実践することも可能です。

 

そうすることによって表層意識上で起きている問題のあるパターン行動。

例えば過食や鬱や過度の緊張、さまざまな悪癖。

それらを潜在意識の無意識層部分から書き換えることも可能になります。

 

 

ある人がヒプノによる無意識へのトランス体験で得たことをご紹介しましょう。

 

Aさんが無意識にアクセスし始めた時に目の前に鋭く交わる線のようなものが見えることに気づきました。

そしてそれが竹刀であることに気づくと白い剣道着を身に着けて試合をしている小学1年生のころの自分が見えてきました。

「あっ!これは私が1年生の時の大会での決勝戦だ!」

30年近く前の記憶が鮮明に蘇ってまるで映画のように眼前に展開しているのです。

そしてAさんは決勝戦に敗れて・・・次の場面はその日の夕飯のシーンに変わりました。

 

シーンとした食卓。

不機嫌そうな父親。

その父親や家族の前でこわばったまま下を向いてる自分。

 

実は彼女は年上の男性や上司との関係で苦しんできました。

必要以上に緊張してしまい、必要以上に張り合ってしまう自分。

勝ち負けこだわり過ぎて気が付けばボロボロになるまで頑張り続けてしまう自分。

その苦しみの基となっていた体験でした。

 

「私が負けるとお父さんはこんなに不機嫌になる」

「期待を裏切るとこんなにみんなを悲しませてしまう」

そんなふうに信じ込んでしまった自の観念が作られた瞬間でした。

 

そこで、お父さんの内側に入って当時のお父さんの気持ちを体感してもらいました。

すると不機嫌そうに見えていたお父さんは・・・

「何て言ってやればいいのかわからない。悔しそうだし、落ち込んでるようだし」

そんなふうに思いながら気を使っているのが感じられたのです。

(潜在意識は実は周囲の人の感情さえ知覚している場合があります。このことはミラーニューロンの発見によって学術的にも認められだした事実です)

 

今まで思い込んでいた、無意識下で自分を必要以上に振り回し続けてきた観念が書き換わった瞬間でした。

人は自分が忘れているような幼いころの体験への意味づけによって無意識下に基盤となる観念をセットしています。

その観念がベースになって出来事への反応パターンや行動パターンが作られています。

それは自動的行動です。反復的反応です。

それによって自分の周りの世界を体験しています。

 

それが無意識下のプログラムです。

そしてそれが変わると自分を取り巻く世界との付き合い方が変わります。

他人や出来事に対する感情的反応や行動パターンが変わります。

 

Aさんの場合はお父さんと勝ち負けに対する認識が変わったことで周囲の人間関係と仕事に対する接し方が変化しました。

半年後に遊びに来た時には自分のペースで仕事を楽しめるようになったと非常に喜ばれていました。

 

補足ですが、Aさんが無意識下に抑圧されていた家族との食事風景を見ていた時に急に「あっ!」と叫び声をあげました。

どうしましたか?と私が聞くと、

「お母さん千切り荒すぎ~!」

夕食はトンカツだったそうです。

そしてそこに盛られたキャベツの千切りの太さまで鮮明に見えていたそうです。

 

潜在意識には30年も前のそんな記憶までストックされています。

そして自分が苦しんできた原因も理由も。

それをどうすればよいのかさえ教えてくれます。

 

断食は肉体だけでなく感覚そのものも研ぎ澄ませてくれる方法です。

違う研ぎ澄まされた知覚を利用して自分自身の潜在意識の力を借りてみることも時にはよいのではないでしょうか。