過食という習慣を書き換える
人は誰にも継続的反復的行動というものがあります。
もちろんその中には自分にとってメリットをもたらすすばらしい習慣もあるでしょう。
しかし、中にはデメリットをもたらす「問題を起こす習慣」もあります。
例えば毎日続く食べ過ぎ。
食べ過ぎたその後に起きる自己嫌悪まで含めて習慣化しているようなことはありませんか?
お腹一杯なのにさらに食べ続けたり。
同じ時間になると食べたくなったり。
休みの日になると食べ続けてしまったり。
ストレスが発散できるわけでもないのにストレスを感じる度に食べることでごまかしたり。
今日こそ食べ過ぎしないと思っていてもやっぱりいつも通り食べ過ぎたり。
ダイエットしようと頑張る度にリバウンドしたり。
プレッシャーを感じる度に食べ過ぎてしまったり。
それはもはや習慣です。
習慣とは?
習慣と呼ばれるものは無意識というシステムにセットされたプログラムによって作られます。
無意識とはインプットされた行動を自動的に遂行します。
本来それは頭=顕在意識をサポートするためのシステムです。
しかしそこに何らかの理由でインプットされた自動行動が自分の望ましくない行動であった場合…人は苦しむことになります。
それが悪習慣です。
また、それ自体が間違ったプログラム行動でないにしても状況に合わせては非常に不適切に働くプログラムも存在しています。
無意識内プログラムに気づいて、それをセットし直すことでそれは解消します。
要するに習慣は書き換えられます。
もしかすると人間関係においてそういった好ましくない習慣があるかもしれません。
いつも何故か身近な人とトラブルになってしまう・・・
たいしたことないようなことで言い合いになったり傷つけてしまったり。
周りの人の目が気になってしょうがない。
周りの人の期待に応えようと必死になっている自分。
周りの人に気を使い過ぎて疲れ果てているのにやめられない。
いつもあと少しのところまで行って何かが起こって失敗する。
急に気がかわってやる気がなくなり結果的にうまくゆかない。
やらなければならないと思えば思うほどめんどうくさくなる。
他にもいくらでもあります。
望んでいない行為や行動を繰り返す自分がいつの間にか習慣化されてしまっています。
どうして望むはずのないことが習慣化されてしまうのでしょうか?
どうしてそんな好ましくない習慣化された行動パターンに囚われるのでしょうか?
それは実は無意識下にあるシステムの使い方が間違っているからです。
人はどんなことでも無意識下においてその行動を習慣化します。
それはまるで自動行動です。
それは実は、無意識下でセットされてしまったプログラム=自動反応による反復行動です。
無意識的習慣を書き換えるには
無意識下で起きているパターン化された反応と行動。
どうしたらそれを書き換えるたことができるのでしょうか。
それにはまず無意識の仕組みを理解することです。
そこで起きている習慣化には方程式が存在しています。
それを理解することで自分の行動パターンが客観的に把握できるようになります。
そしてそれを自分にとって好ましい行動パターンに書き換えることが可能となります。
それを理解していないと無理な断食でさらにひどいリバウンドを起こす場合もあります。
頑張っても頑張っても望ましい成果をあげることができないことがあります。
無理なこと、無茶なことというのはそういった無意識的仕組みを無視して頭や意志の力だけで自分の習慣的行動を変えようとすることをいいます。
断食というのは自分を整える行為です。
身体だけでなく敏感になった意識を活用して気づかなかった自分自身に気づく行為です。
ダイエットというのは無理やり意志の力で自分を抑え込む行為ではありません。
頑張ることではなく自分の身体が心地よいと感じる状態へと整えてあげる行為です。
また、断食もしくはプチ断食やファスティングというのは食習慣や身体バランスをいったんリセットするための方法です。
継続され続けてきた行動や身体感覚をリセットするために使う行為です。
その後は新しい習慣、身体感覚を再構築してゆくことになります。
そのことを理解しておく必要性があります。
極端なことを繰り返し続けていれば、その両極を行ったり来たりすることそのものが習慣化します。
(ダイエットのリバウンドから始まる過食など)
断食というリセットを新しい食習慣のためのものとして使いこなしていただきたいと思います。
断食の持つ心身への影響力。リセットと再構築の方法。
道場 和(やまと)はそれを活かすためのメソッドを重視した断食道場です。
身体と心を整えて新しい習慣と結果的に受け取ることになる健康を手にするための断食道場として活用してください。