幻想的な景色
今年も水田に小さな苗が規則正しく並んで、風になびく姿が愛らしい♪
田んぼに水が張られると、すぐさまカエルの合唱が始まりました。
風家から10分程の海沿いにある田烏地区には棚田があります。
ここ田烏の棚田は、海と山に囲まれています。
田烏は、小倉百人一首の題材にもなった海の綺麗な漁港のある沿岸の集落です。
時期になると、玄関先に採れたワカメを干している風景が見られます。
ここの棚田米と鯖で作る「鯖のなれずし」が、この地区の伝承料理です。
毎年ここでは「たがらす棚田キャンドル」のイベントが行われます。
今年も5月17日から一週間開かれ、お客様と見に行ってきました(^^)/
期間中は19時から21時頃まで、棚田のあぜ道にLEDキャンドルが点灯し、
普段は入れない棚田の中を歩くことが出来ました。
19時過ぎに着いた時、既に沢山の人達が訪れていました。
まだ完全に真っ暗ではなく、LEDキャンドル光もそれほど目立っていませんでした。
最初はあぜ道も見えていて、段々暗くなるにつれ
キャンドルの光が浮き上がってきて、道も確認しづらくなりました。
辺りが真っ暗になると、キャンドルの光が幻想的に棚田を浮かび上がらせました。
色が時間によって青・赤・オレンジと変化していきました。
あぜ道を歩いている時のBGMは、カエルの大合唱♪
途中にはフォトスポットの場所があり、来場者は順番に写真を撮って楽しんでいました。
棚田は一枚一枚小さな田んぼが階段状に作られていて、
山間部の良質なお水が流れる場所に作られることが多いそうです。
ここで作られたお米は美味しいだろうなぁ、と思います。
(※棚田の入り口付近には、棚田米やおにぎりなど販売していました♪)
棚田は日本の原風景と言われ、絶景として紹介されている場所も多くあります。
こんな場所を残して欲しいというのは簡単ですが、
一枚が小さく形も様々な棚田では、全てを手作業でしなければならず、
より手間暇がかかり維持・継続していくのは大変な事だと思います。
こうして水田があってお米がいただけるのは、とてもありがたいことなのだと
あらためて感じます。