自分リセットしませんか?自然な自分を取り戻すために。

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酒粕

 

三月になりました!

晴れた日は、気温も上がり、日差しが温かく気持ちが広がる感じがします。

 

風家の小屋の裏にある桜のつぼみは、ぷっくらしてきました!

小さな丸いつぼみがすごく可愛い💛

 

風家に向かうため車を走らせていると、山からモワモワとした煙が出ていました。

そう、あれです!

花粉です‼ 花粉が飛び出していたんです(*’ω’*)

 

山間に住んでいると、この季節よく目にする光景です。

花粉症の方が見たら、それだけでくしゃみが止まらない事でしょう(/_;)

 

 

 

去年の今頃は以前の場所で、引っ越し準備に追われていました(#^^#)

なんだか随分前のように感じます。

 

 

以前の和の場所でも、この風家でも、お客様は全国から来てくださいます。

その方の住む場所のお話を伺うのはとても楽しいです♪

旅行をせずとも、その土地の様子を知ることが出来ます(^^♪

 

和から自宅に戻られて、その土地の名物や特産品などを送ってくださる事もしばしばです。

ありがたいです(*^^*)

 

 

 

去年風家に来られた方からは、「酒粕」をいただきました♡

 

酒処で有名な、神戸市灘区の物です。

(福井県も米どころですので、美味しいお酒を造っていますよ♪)

 

 

「酒粕」は、清酒(日本酒)を造る時に出来る副産物です。

 

お酒の原料は、”米・糀・水”です。

これらの材料を合わせて発酵させ、発酵した醪(もろみ)を搾ると日本酒ができ、

その搾った残りカスが酒粕です。

 

酒粕はスーパーなどでも手に入り、

板状の”板粕”、バラバラに崩れている”バラ粕”、ペースト状の”練り粕”があります。

今回いただいたのは、板状の”板粕”です。一番見かける形状かと思います。

 

 

 

酒粕で思い出すのは、幼い頃冬に田舎に帰ると、大人達が

酒粕をストーブで少し焦げ目が付くくらい炙り、黒糖と一緒に食べていた事です。

その酒粕を炙っている時の香りが、子供としてはあまり良い香りには感じられず、

「大人って変な物を食べるなぁ・・・」と思っていました(^^;)

 

その後、粕汁などで酒粕を口にする機会がありましたが、

「酒粕って美味しい!」と感じるまでには正直時間がかかりました。(苦笑)

この味が分かるということは、少し大人になったのでしょうか(*^^)v

 

 

今回いただいた酒粕は、そのまま食べてもまろやかな優しい風味と口触り。

とても食べやすく美味しい物でした!

 

 

そこで♪

これを使っていくつか調理してみましたので、ご紹介します(^^)/

 

 

最初はやはり定番の「粕汁」に♬

 

こちらの材料で作りました!

 

野菜を少量の油で炒めて蒸し煮をし、出し汁を加えて柔らかく煮ます。

 

酒粕は細かくちぎって、出し汁で溶きのばしておきます。

 

野菜が柔らかくなったら、溶きのばした酒粕を加えて少し煮て、

 

火を止めてから味噌を加えたら出来上がり(^^♪

 

粕を味噌と同じタイミングで加えると、より酒粕の風味と香りが残りますよ。

(それが苦手な方は、先に加えて少し煮る、この作り方でどうぞ♪)

 

かぼちゃが溶けて、黄色い粕汁になりました(笑)

 

 

おむすびと、冬の風物詩”なれずし”(大根と鯖の糀漬け)と一緒にいただきました。

どちらも健康に良い”発酵食品”!

 

酒粕の効果で、コクがあり、程よいとろみ・濃度がついた汁物で、ほっこり温まりました~♡

 

 

 

そして、こちらはお手軽なラムレーズン風の「酒粕レーズン」!

 

酒粕をスイーツとして手軽に味わうには定番です。

作り方も簡単!用途は色々!

 

 

材料は、酒粕とレーズンだけ。

そして二つを混ぜるだけ!(^^)!

酒粕が固い場合は、少量の水やお湯でふやかしたり、蒸したりして柔らかくします。

(レーズンにオイルコーティングされている場合は、熱湯をかけて油分をとってから加えます。)

 

混ぜてから2~3日置いておくと、レーズンの甘味が酒粕に移って、ラムレーズンのような風味に(*’▽’)

(ほんのりレーズンの色が酒粕に移って、ほんのりベージュ色に)

 

そのまま食べてもよし、クラッカーやバケットにのせて食べてもよし💖

 

レーズンでなくても、他のドライフルーツでもいいですし、数種類混ぜても楽しいですね。

 

 

今回は、米粉のクッキーに挟んだ”酒粕レーズンサンド”と、

ココア・ナッツ・デーツ・甘酒も混ぜて丸めた”酒粕レーズントリュフ”に変身させてみました(^^)

 

 

 

それから、ローズマリー・黒コショウ・塩糀などを混ぜて焼いた

サクサクポリポリの”酒粕ポッキー”も作ってみました。

 

酒粕って、チーズの風味になるんですよね~!

おやつにも、おつまみにもいいですよ。

 

 

酒粕は他にも、ホワイトソース、カレー、チーズフォンデュ、お饅頭、ケーキ類 等、用途は色々です‼

 

 

酒粕は”粕”と言っても、

良質の植物性タンパク質・ミネラル・ビタミンB群・食物繊維、必須アミノ酸、葉酸、などが含まれ、非常に栄養価が高い物です。

 

原料のお米が発行する過程で作られる、アミノ酸やブドウ糖が豊富に含まれるので、料理にくわえると旨味とコクが加わります。

 

また、微生物達によって、100種類以上の酵素も含まれています!

 

これらによって、

便通の改善、高血圧の抑制、悪玉コレステロールの減少、美肌、等

健康効果が期待できます♪

 

酒粕を選ぶ際は、今回頂いたような原材料が

 

米・糀だけの物を選ぶと良いです。

(醸造アルコールが入っているものが多く売られています)

 

 

今一度、発酵食品として「酒粕」を取り入れてみるのもいいですね(^^♪

 

 

まだ酒粕は残っていますので、風家でご賞味下さい\(^o^)/

 

 

 

2月も下旬。

まだ雪の降る寒い日が続いています。

 

 

雪が溶け、玄関前や風家裏の様子を見てみると、

着実に春に向かっているなぁ♪と感じます。

 

 

雪で玄関前に植えたハーブ類がどうなるか…と心配しましたが、

どれも元気で無事のようなので安心しています(^^)

 

 

 

風家の裏に植えたミントも久しぶりに確認しに行ってみると・・・

 

小さいですが濃い緑色の葉を元気に広げていました♡

 

 

ハーブ類が雪で全滅しないように、一部プランターに株分けしておいたのですが、

みんな無事だったっようです(#^.^#)

たくましい‼

 

 

 

 

風家から少し離れた方の畑の様子も見に行ってみました。

 

スナップエンドウ、玉ねぎ、にんにくはそれぞれ元気な様子。

 

 

今回見に行って変化に気づいたのはこちら!

らっきょうです。

なかなか芽が出てこないな…と思っていたら、出てました!

着実に成長していたようです(^^♪

嬉しい♡

 

 

ついでに畑周りを観察していると、

出てる!出てる‼

 

ふきのとうがわんさか(笑)

 

(前回ふきのとうを収穫した畑は、風家からすぐの場所の畑でした。)

 

 

この場所にこんなにふきがあった記憶がなかったのでビックリ!

またまた一人で

「出過ぎやろ~‼ すごすぎ~‼」

と叫んでしまいました!(爆笑)

 

慌てて風家に戻り、スタッフを呼んで二人で鎌とバケツを持って収穫に!(^^)!

 

前回は下を向いて目を凝らしながら、宝探しのようにして見つけていましたが、

ここの物は、少し成長していて大きめのふきのとうばかりで、目を凝らさずとも見えてます!

花が開き気味のものも多くみられました。

 

 

この日はバケツ1/3程の量をいただいて帰りました。

 

 

 

前回は”ふきのとう味噌”と”天ぷら”にしたので、

今回は茹でてから

”酢味噌和え”と”ごま和え”にして試食しました。

 

作ってすぐは酢味噌和えの方が苦みを感じにくく、食べやすいと思いましたが、

最終的には、二人とも「ごま和えがいい♪」という感想になりました(^^)

 

 

 

これから暖かい日が続いてくると、あっという間にふきのとうは花が咲いて伸びてきます。

つぼみをいただけるのは、今だけの楽しみです♪

 

 

 

ふきのとうが旬を過ぎると、これからよもぎやつくしなど、春の山野草がどんどん出てきます。

 

よもぎの新芽も既に芽吹いてきていますよ(^^)/

 

 

気温も上がり動きやすい季節がすぐそこです。

美しい芽吹きの景色と春の恵を、風家で一緒に満喫しませんか(^o^)丿

 

今からどんな体験の春になるか楽しみです‼

 

 

山内かぶら

 

 

日々の食事をいただくうえで、意識していることの一つに「身土不二」があります。

これは以前、”旬をいただく”の内容の時にご紹介しました。

 

人間の身体は、自分が住む(居る)場所と切っても切れない関り(影響)があるということです。

自分の居る土地で出来たものをいただく事で、その場の自然と調和し、体調管理がしやすくなります。

 

 

「風土=food(食べ物)」

 

その土地の風土が、作物を育て、人を育てる。

その土地に適したものが育ち、その土地ならではの特徴ある作物が出来ます。

そして、それを使ったその土地ならではの料理や歴史もうまれます。

伝統料理・郷土料理として受け継がれ、各土地・地域の特色が楽しめますよね♪

出かけた先での楽しみの一つにもなります(#^.^#)

 

 

ここ福井県や若狭地域でもいくつもの伝統野菜・伝統料理があります。

 

風家のある場所のすぐ近くにもこの地域ならではの伝統野菜

 

「山内かぶら」 があります(^O^)

 

若狭町の山内という、朝霧が立ち込める山あいの集落のみで作られている在来種の蕪です。

代々山内の集落内でこの蕪の種が受け継がれてきました。

 

 

今この山内かぶらを栽培・加工・販売を行っているのは、

山内地区の65歳から89歳の12名の女性グループ「山内かぶらちゃんの会」の皆さんです。

 

(八百熊川HPより)

 

 

この山内かぶらは100年以上前より栽培されていたそうですが、1987年には栽培者の高齢化などで、栽培が一旦途絶えていました。

 

その後、伝統野菜が見直され脚光を浴び始めた事から、1996年から再び栽培を始め、徐々に栽培面積を増やしていきました。

 

(福井県HPより)

 

 

2016年には国の地域ブランドを保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録され、今では東京や大阪、京都といった県内外のレストランや料亭などからの注文も入ってくるようになったそうです。

 

今年1月。地元の新聞には、”○○○○さん(有名芸能人)絶賛”という記事が載っていました(^^♪

(インスタグラムのストーリーに写真と紹介文を載せて、味を絶賛したとの記事でした)

 

 

 

 

(福井県HPより)

 

山内かぶらは、

普段目にする丸くて艶っとした蕪とは違い、円錐形でゴツゴツしていて、ひげ根も沢山ついています。

たくましさを感じます(^o^)

 

皮も硬めで、肉質は詰まりしっかりしていて、葉の部分も長めなのが特徴的。

味や香りが強く、加熱しても煮崩れしにくいです。

 

 

 

 

収穫は11月~2月にかけて行われ、ピークが12月~1月だそうで、

畑を見に行ってみると、ちょうど生産者の方が両手に抱えながら収穫したかぶらを車に運んでおられました。

 

お話を伺うと「明日給食に使うのから持って行くのよ」と仰っていました(^^)

 

近くの学校では、学校行事で山内かぶらの栽培や収穫を手伝っていて、

地域全体でこの伝統野菜を継承し、盛り上げていこうとされています♬

 

若狭地方の旅館で、山内かぶらを使ったメニューの開発・お披露目会をされたニュースや、

山内かぶらの種を使ったチョコレートが作られたりと、

どんどん活用方法が拡大されていきますね♪

 

 

 

 

 

 

そして風家からほど近い場所には、

「いっぷく処 かぶらちゃん」

というかぶらちゃんの会の方々がお食事を提供しているお店があります。(毎週土・日・月のお昼に営業)

 

 

 

 

和のスタッフは、何度となくこちらのテイクアウト弁当をいただいています(*^-^*)

 

 

日替わりでメインのおかずが変わりますが、おかず一つ一つが丁寧に作られていて、家庭の味といったほっこりするお弁当です♡

 

 

店内では、

 

 

肉うどんとコロッケ・餃子の付いた定食や、日替わり定食(この日は天ぷら定食でした)などがいただけます。

 

山内かぶらの生産者の方々が作られるので、いたるところに山内かぶらが使われています!

というか、山内かぶら尽くし(笑)‼

 

うどんには、すりおろした山内かぶらを入れて食べ、コロッケや餃子には葉と実の両方が使われています。

 

日替わり定食は、お味噌汁、酢の物、和え物、煮物、

全てに生のかぶらや乾燥させたかぶらが使われていて、

天ぷらは、果肉も葉も両方味わえます♪ (天つゆにいれるおろしも、もちろん山内かぶら‼)

 

まさに、”身土不二” ”旬” ”一物全体”を網羅したご飯です!(^^)!

 

こちらがお食事や畑のことなど質問すると、いつも丁寧に教えてくださいます♫

 

 

 

 

生のかぶら以外にも、酢漬けにしたお漬物や、乾燥させた物、種を使た粒マスタードといった加工品も販売されています。

 

お漬物は程よい甘酸っぱさで、しっかりとした歯ごたえでとても美味しく、ご飯がすすんでしまいます(^^;)

 

山内かぶらの種から作られた粒マスタードは、プチプチとして食感もよく、優しい味に仕上がっているため、お野菜・お肉・お魚と、なんでも合わせやすい味ですよ!

 

 

こんなレシピ冊子もありますよ!

 

 

 

 

自分でも実際に調理してみました(^^)/

 

葉の部分をサッと炒めて塩とごまで味付けし、混ぜご飯に♪(左)

 

葉の香りと風味がさわやかで、茎の部分は甘味も感じられました(^^)

緑の色も綺麗で、シャキシャキとした食感も食欲を誘います!

青臭さや苦みなどはそれほど強くなかったです。

 

果肉部分はトマトスープにいれてみました♪(右)

熱を加えると甘みが増え、皮ごと煮ているのでよりかぶらの味わい・香りもしっかり感じられます(^^♪

一般的な蕪は煮崩れるくらい柔らかくなりますが、特徴通り煮崩れにくく食感も程よく残っていました。

 

山内かぶらの持つ風味・香り・食感、それぞれがいい感じに主張していて、

これらの個性が食べていて楽しく、満足感を与えてくれました(*^^*)

 

 

 

 

最近は、苦み・えぐ味・臭みなどが少ないようにと、品種改良された野菜が多くあります。

誰でもが食べやすいのはありがたいですが、

本来その野菜が持つ個性が薄れてるようで、物足りなさを感じる事もあります。

 

 

 

これから和で作る野菜たちも、

”ここの野菜はなんか違う!” ”野菜が元気で美味しい!” ”また食べたい♡”

そんな作物が出来るようになるといいなぁ♡

 

 

 

立春が過ぎ

 

2月4日は立春でした。

 

暦の上ではこの日から春を迎えます。

旧暦でいうと、この日から一年がスタートです♪ 

 

 

まだ朝晩は寒く、日中の寒暖差も大きい時期。

春⁉というとピンと来ない気もしますが、

昼間日が差していると暖かさも感じ、なんだか日が長くなった気がします(#^.^#)

 

 

晴れた日、久しぶりに風家近くを散策してみると

 

 

雪解けた大地には、もう可愛い花たちが元気に咲いていました!(^^)!

 

冬の間は、グレー・白・茶色などの暗い色が多かったので、綺麗な色を見ると心が躍ります♪

 

 

季節を感じる場所といえば、野菜の直売所!

もう既に「春の使者」とも呼ばれる

”ふきのとう”

が陳列棚に並べられています(^^)/

近隣の何件かある各直売所にお目見えです💖

 

ふきのとうは、”ふき(蕗)”のつぼみです。

一般的に2~3月頃が旬で、寒い地方や山間部などは4~5月になります。

つぼみから花が咲いて、その後に地下から伸びてくるのが ”ふき” です。

 

 

 

「風家近くでもふきのとうが出ていてないかなぁ」と散策してみたのですが、その日は見つけられず…

 

しかし!

風家の畑の一角にはふき畑があったことを思い出し、別の日に雪が溶けた畑へ行ってみることに♪

 

この畑の奥の角や外側の淵は、ふきが沢山採れます。

地面がぬかるんでいましたが、長靴を履いて調査開始‼(ワクワク(^^♪)

 

 

 

目線を下に、しゃがみながらゆっくり進んでみると・・・

 

出てました‼

枯草の隙間からぷっくりとしたつぼみが♡

 

 

その後もある!ある!

 

バケツと鎌を持って今年初の山菜摘みです♬

一人宝探しのようで、テンションがあがります(笑)

探し始めに降っていた雨も、いつの間にか止んでいました(*^^*)

 

 

 

 

この日はこれだけの収穫に。

この時点で既にあの独特の香りがプンプンしていました!

 

まだまだ小さなつぼみがあり、これからどんどんでてきそうです!

 

花が咲く前の、丸くて緑色が鮮やかで黒ずんでいない、つぼみが硬く閉じているものが美味しいです。

 

 

 

 

 

持ち帰り、汚れを落として綺麗にしました。

 

 

切ってみると、中につぼみがあることがよく分かりますね。

 

 

ふきのとうは、アクが強いので採ってすぐにいただきます。 

香りや風味が損なわれない、新鮮なうちにいただきましょう!

 

 

ということで♪

まずはふき味噌を作ってみることにしました。

 

洗って水けをとったふきのとう。

味噌(白味噌と米味噌をブレンドしました)に、みりん・きび糖など好みの甘味を加えて混ぜ、味を調えたものを準備します。

(甘酒を加える場合は、仕上げに入れます)

 

 

フライパンにごま油を加えて温めておきます。

 

 

ふきのとうを細かく刻みます。

切った先からアクで茶色く変色してくるので、切ったらすぐに炒め始めます。

 

 

 

 

1~2分程炒め、しんなりしてきたら、合わせておいた味噌を加えて、炒め合わせます。

(合わせた味噌が硬めの場合は、水を少量加えてゆるめておいてから加えます)

 

 

 

水分が少しとんで、好みの固さになったら出来上がりです(^^♪

(仕上げに、すりごまや、ローストして細かく切ったクルミを加えても美味しいです💛)

 

 

苦みと独特なふきの香り・風味がしっかりしていて、まさに春の味‼です(#^.^#)

換気扇を回さずに調理していたので、台所がふきのとうの香りと味噌の香りで充満してました。(笑)

苦味が苦手な場合は、下茹でしてから作ると食べやすくなります。

 

 

 

 

 

出来た”ふきのとう味噌”を、おにぎりに塗って焼いた”焼きおにぎり”に♪

 

実食‼

 

焼いてちょっと焦げた味噌も香ばしく、苦みのある味噌とご飯の甘さが合う~(*’▽’)♪

厚揚げやお豆腐、こんにゃくにのせて焼いた田楽風も美味しいです!

 

 

 

蒸した里芋にのせても!

ふきのとうの天ぷら、里芋の皮と人参のかき揚げも一緒に作ってみました。

 

 

次の収穫の際はどうやっていただこうかなぁ…

チヂミやパスタ、酢味噌和えなんかも良さそう(^.^)

 

 

 

”ふきのとう”はふきよりも栄養価が高く、ビタミンKやE・葉酸・カリウム・マグネシウム・鉄・

ポリフェノール類などが含まれています。

 

 

冬に溜め込んだ脂肪を溶かしたり老廃物の排出、

肝機能の代謝を高め新陳代謝を促す効果、などがあります。

 

春はデトックスの季節

春の食材は適量を食べると、体調を整えるのに役立つ食材がいっぱいです!

 

冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする物が、”ふきのとう”とも言われています。

冬の間に溜まった物を排出し、春の活動へ体を目覚めるさせる物として知っているのでしょうね。

 

 

 

これからどんどん出てくる山菜や野草♪

春と共に出会えるのが楽しみです(^O^)/

 

 

これから迎える春

山野草採り・調理・実食等の楽しい体験をしに、風家にいらしてください♬

 

 

寒仕込み

 

一月下旬の大寒波

「十年に一度の…」という伝えられ方をしていました。

最近は今回の雪に限らず、台風など気象に関する表し方で、

よく「数十年に一度の〇〇」といった言い方を耳にするようになりましたね💧

 

 

風家にもこの冬一番の積雪がありました。

 

 

気温が低い凍てつく日も多く、積もった雪がバリバリに凍り、なかなか溶けず”(-“”-)”

 

 

 

 

 

このような時期、日本では「寒〇〇」という言葉・風習が色々あります。

 

一年で最も寒いこの時期を「寒」の季節といい、

これは寒さが厳しくなる小寒(1月5日頃 寒の入り)から、春が始まる立春(2月4日 寒の明け)

までを表します。

 

 

「寒稽古」「寒造り」「寒仕込み」「寒の水」「寒中水泳」「寒中見舞い」など、聞いたり使ったりしたことはありませんか?

 

先日、風家近くの瓜破の滝の水を汲んでいたところ、

隣にいらっしゃった方が

「寒の内に水を汲んでおかんとなぁ!」

と言って、沢山のペットボトルにせっせと水を入れておられました(^^♪

 

 

 

 

 

 

ということで!この寒の時期に「味噌づくり」をしてきました(^^)/

 

味噌の材料は、「大豆・糀・塩・大豆の煮汁」です。

 

 

蒸した大豆を餅つき機に少しずつ入れて潰します。

 

大豆がふっくらとしていて、すごく甘い豆の香りがして、そのまま食べたいくらい!(笑)

 

(以前別の所で仕込んだ時は、少量だったので、ジッパー付きの袋に入れて手や足で潰しました)

 

 

糀の塊を手でバラバラにほぐします。

糀独特の発酵の香りがほのかにしていました。

 

糀がほぐれたら、塩と糀をまんべんなく混ぜ合わせます。

 

 

 

塩と混ざった糀、潰した大豆、大豆の煮汁を丁寧に混ぜ合わせます。

 

これが結構重労働(-_-;)

でも、「美味しくな~れ!美味しくな~れ!」と願いを込めて💛

 

潰れた大豆ペーストが完成‼

 

 

ここからは楽しい作業(^^)/

 

 

大豆ペーストを丸めて味噌玉を作って、ビニール袋をセットした保存容器めがけて、投げつける‼(笑)

 

投げ込むことで空気が抜けるので、味噌玉を作ってはどんどん投げ入れていきます!

たまに勢い余って容器外へ…なんてこともあるので、気を付けながら(^^;)

 

 

 

入れ終わったら、表面を平らにしてラップをピッチリと付けて雑菌が入らないようにしてから、袋を閉じて重しをしておきます。(ラップではなく塩や糠を直接上に敷き詰めて雑菌予防をしたりもします)

今回は一人約10キロを持ち帰り。

 

持ち帰って涼しい場所に保管して、6ケ月以上熟成させます。

早くて夏以降に食べられます(^^)

仕込んだ時は白っぽい色ですが、熟成が進むにつれお味噌の茶色になって、

どんどん色が濃くなっていきます♪

 

今回は福井の「五徳味噌」と呼ばれる味噌を作りました。

 

「五徳」とは、

●郷土の味を伝える(地元の材料を使う。豆・米)

●自然の力を利用する(天然熟成させる)

●ゆっくりと時間をかける(6ケ月以上)

●塩分控え目(11%)

●安心安全な無添加

 

この五つの徳があることが由来だそうです。

自然の菌などの力を借りてじっくり熟成させ、糀はやや多めの甘口。

にがりを含んだ自然塩を使うので、塩味もまろやかな米味噌です。

 

 

 

「手前味噌」という言葉がありますが、自家製のお味噌をいただくと、風味・甘味などお味噌の奥行きある味わいが何とも美味しいですよね♡

 

「自分で作りだすと、買った味噌は食べられない‼」という声を沢山聞きます(*^^*)

 

手で混ぜることで、作る人の菌やエネルギーも一緒に作用して、その味噌の味わい深さにつながるのだと思います♫

 

 

寒さが厳しいこの時期は、水もとても冷たいため(寒の水)雑菌が繁殖しにくく、発酵もゆっくり進み、

味に深みが増すとして、昔からこの時期に仕込むと良いと言われています。

 

味噌以外にも寒仕込みには、酒・醤油・和紙などもあります。

(海苔・卵・蜆も、”寒海苔” ”寒卵” ”寒蜆” と呼ばれ、寒の時期の物は栄養価が高く上質だそうです)

 

風家のある若狭町熊川地区では、寒仕込みで「熊川葛」を仕込むのがこの時期の風物詩で、ニュースでも伝えられますよ(#^^#)

 

 

 

来年のこの時期には、和で採れた大豆を使って味噌を仕込みたい♡

その時は風家に作業を手伝いに来てくださいね(^O^)/

みんなで手前味噌を作りましょ(^^♪

 

 

 

新蕎麦

 

先日、以前から畑でお世話になっている方が”新蕎麦”で蕎麦を打って下さるということで、

ごちそうになりにお邪魔してきました!(^^)!

 

これまで何度も蕎麦を打っていただき、いただいています♪

打ちたて・湯がきたてをいただけて、いつもとても美味しいお蕎麦で大好きです♡

和の年末はお客様と蕎麦打ちをしますが、その時に指導するスタッフの師匠でもあります(^^)/

(この方は和の色々な面での”師匠”です‼)

 

 

 

新蕎麦の粉は、少し緑がかって見えます。

新蕎麦の粉と、つなぎの粉(メリケン粉)を加えて作るお蕎麦です。

 

 

粉に水を加え、指の腹でこすり合わせるようにして、粉全体に水をいきわたらせます。

いっぺんに大きな塊を作ってはいけないそうで、細かいポロポロ状にしていました。

この時に、新蕎麦の香りがしてきました(^^)

 

 

それからひとかたまりにしていき、

「1・2・3・4」とリズムを取りながら”菊練り”というひだが寄っている綺麗な形に♫

簡単そうに慣れた手付きでされていましたが、なかなかこうは綺麗にならないでしょうね(-_-;)

 

 

 

更にそこから可愛い丸々形に!

生地はつやつやして滑らかになっていました。

 

 

そして、丸形から四角へとのばしていきます。

 

この日は、計量した水をすこーしだけ残して打ち始めたのですが、

「四角に伸ばした時に淵が割れるのは、残した水分だけちょっと固かったかなぁ…」

とおしゃっていました。

なかなか繊細! ちょっとした水分や気温などの違いが影響するんですね。

 

 

 

お茶目な師匠(*’▽’)

打ち粉で顔をかいてくれました(笑)

 

 

 

折りたたんで切っていきます。

「私はあて木を使うとよう切らんねん」と、

切る時に添える板を使わず

フリーハンドでリズムよく同じ幅にトントンと切っていきます!

さすがでした(*’ω’*)

 

 

 

その日お邪魔したメンバーも、伸ばしたり切ったりを体験(^^♪

「生地を触った感じが気持ちいい!」との感想が出ていました。

みんなで少しずつですが参加させてもらいました(^^)v

 

 

 

大きな羽釜で茹でます。そばが踊ります♫

 

さし水を数回します。

「さし水のタイミングは出てくる泡をみるんや」と。

 

乾麺と違って、あっという間に茹で上がりです!

水で冷えるまで洗って完成‼

洗ってすぐに一本食べましたが、お蕎麦の風味が感じられて、美味しい(^^)

 

 

 

畑で採れたねぎ、大根、それと長芋も準備。

大根と長芋はすりおろして。

大根がみずみずしくて甘い!

 

 

盛り付けて完成で~す(^o^)丿

 

 

 

暖炉のある温かいお部屋で、福井の食べ方である”冷たい”お蕎麦をいただきました。

 

しっかりコシのあるお蕎麦で、食べ応え抜群! 約10人前を5人でペロリ(#^^#)

久しぶりに師匠のお蕎麦を食べられて幸せでした~♡

 

 

福井は蕎麦が有名で、そば道場もたくさんあります。

こちらの師匠も、30数年蕎麦打ちをされていて、

学校や地域のイベントなどでも教えていらっしゃいました。

「そば打ちで、沢山の人とお付き合いさせてもろたで~」

 

そんな師匠の楽しいお話も色々聞ける蕎麦打ち体験&お食事会でした(^O^)

 

 

 

 

畑の様子

 

年が明けた1月5日

 

 

風家は除雪車が入る位の積雪がありました。

 

 

その後は天気も回復し、それ以上積もることは無く、溶けていきました。

 

 

雪が残していった物は、

畑の鳥獣対策用に張ったネットを落としていく…という状態でした”(-“”-)”

 

 

 

 

 

その後は天気も比較的よく、雪も積もることは無かったので、

とりあえず中途半端にぶら下がっていた部分を外すことにしました。

 

積雪量としては少なかったのですが、

 

結束バンドでは弱かったか・・・

 

 

 

 

 

こちらの畑には、白菜・蕪・大根・ほうれん草・ブロッコリーなどが育てられています。

 

 

 

 

この日も帰りに少々いただいて帰りました(^^♪

 

 

 

 

 

 

1月20日 太陽の出る良い天気だったので、再度畑を見に行ってみました。

 

この畑に植えた玉ねぎやにんにくの芽は立ち上がっていて、元気そう♪

 

こちらは、左がアスパラ、右がらっきょうの様子です。

 

 

 

スナップエンドウを植えた列はというと・・・

 

こんな芽が綺麗に整列して出てきていました(^^)/

 

この日も天気が良かったので、鮮やかな緑の芽を見て、

なんだか春先の景色を見ているようでした♪

 

小さく輝く芽

可愛い~♡♡♡

 

 

1月下旬、2月

これからまだまだ積雪の可能性がある時期です。

 

ネットを張りなおすのは、春になってから。

その時期は野草などの芽吹きの時期にもなりますので、

一緒に作業をしたり、山菜・野草の収穫をしたりしに、風家に来てくださいね(*^^*)

 

 

その時期まで、しばし厳しい寒さを乗り越えていこう・・・💧

 

 

ワークショップ

 

 

1月13日

この時期とは思えないほんわかぬるいような気温。

手の霜焼けが少し回復してくれそうで、

このまま春に向かう⁉みたいな期待をしてしまいます(^^;)

 

朝晩霧で真っ白になったり、朝は霜で田んぼなどが白く凍ってる!

そんな気温差の大きい日が続く今年の1月です。

 

 

 

この日、以前から和を利用いただいている地元の親子さんが、

風家に新しいお客様を連れてきて下さいました。

 

(実は初めてのお客様を見て、「どこかで会っているなぁ…」と思っていたら、その方も同じように思っていたそうで、以前からご縁があった方のようです♡(笑))

 

 

そしてこの時の合宿中のお客様と皆さんで、

お昼ご飯を調理し、食べ、お茶をしながらのトークタイム♪

といった時間を過ごしていただきました(*^^*)

 

 

自己紹介を交えたお話の後、調理を開始(^^)/

 

 

献立は

・玄米ご飯

・出汁をとらずに作るお野菜たっぷりお味噌汁

・切り干し大根の煮物

・蒸し野菜のサラダ

・蕪のソテー

 

玄米ご飯は、風家での羽釜炊き体験をしていただきました。

 

 

玄米は洗ってから一晩浸水し、炊く前にお水を変えて再度軽く洗い、水と塩を加えて炊きます。

 

 

 

台所では、

野菜のエネルギーを調える事を意識した切り方・炒め方・煮方など聞いていただきながら一緒に調理。

皆さん普段からご家族のご飯を作られているお母さんなので、調理はお手の物‼

 

 

いつもと違うやり方にもテキパキと対応!さすがです(^O^)

 

 

切り干し大根を生で試食、戻し汁を試飲し、「甘いね~!」と笑顔に(*^^*)

 

 

 

そして、完成~♡

 

 

皆さんで一緒にいただきま~す(^^♪

 

 

 

戻し汁を使った切り干し大根の煮物は、大根の旨味・甘味に塩と醤油で味付け。

 

お野菜の旨味や甘味を生かしたお味噌汁には、三種類のお味噌をブレンドしました。

コクがあって体が温まるお味噌汁になりました♪

 

蕪は和がお世話になっている畑から収穫したもの。キメが細かく瑞々しい蕪をフライパンで焼き、玄関先で育てているイタリアンパセリで作ったソースをかけて。

 

蒸し野菜はいただいたみかんの果汁を使ったドレッシングでさっぱりと。

 

 

いつもモリモリ食べてくれる小さなお客様。

この日も自分で上手にお箸やスプーンを使って、勢いよく食べてくれていました!(^^)!

気に入ってくれて良かった~!

 

 

 

 

食事の後は、ちょっとしたデザートとお茶を飲みながらのお茶会を♬

 

普段の体を調える為の食事作りの基準や食材の選び方などのお話をしたり、

皆さんの日頃の生活あるあるをお話しいただきました(^^)

 

今回参加いただいたお母さんもそうでしたが、

家族の食事を作っている人は、

家族の年齢や好みに合わせて、いくつもおかずをそろえたり、

家族の食事時間が違う為に、一日何度も台所に立つなど、

自分の事より食べる人を優先する。

そんな方達が多いです。

 

 

味の好みは家族といえども人それぞれ・・・

みんなに合う物を作るというのはなかなか大変です💧

 

ご家族を思う大きな愛情をいつも感じ、頭が下がります( ˘ω˘ )

 

 

作る人の状態が作る物に入る(料理に限らず)と考えていますので、

相手のことを大切に思い食事を作るように、自分自身が喜ぶ自分のご飯を作ったり食べたりして、

自分が元気でいる事も大切にしていただきたい、ということもお伝えしました。

 

 

 

風家では今回のように、

野菜を中心としたメニュー、調理の仕方、いただき方などを

お伝えしています。

 

調理が得意、苦手に関わらず、楽しい時間として一緒に過ごしていただきたいと考えてます(^^♪

 

 

今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました(^^)/

今日の体験が日々の生活のお役にたてば幸いです♡

 

 

「人日(じんじつ)」の節句

 

1月7日

風家に今年最初のお客様が来られました!(^^)!

周りには雪が少し残っていて、屋根からの雪解け水がポタポタと落ちてきている、そんな日でした。

 

この日は「人日(じんじつ)の節句」で、満月です♪

「七草の節句」と言って、年に五節句あるうちの、その年最初の節句です。

「人日の節句」と言われてもピンとこない人もいると思いますが、

”七草がゆを食べる日”

と言われれば分かる!知っている!という人も多いでしょう(^^)/

(私もその一人です(^^ゞ)

 

 

七草は早春にいち早く芽吹くもののようですが、さすがに全部を外で採るというわけにはいかないので、

スーパーで売られている七草セットを購入してきました♪

 

 

 

中はこんな感じで入っていました。

 

 

 

出してみて、「どれがどれだ⁉」としばらく選別・・・(^^;)

 

 

 

この季節に若菜が生える七種類

 

「せり、なずな、ごちょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」

 

これらを”春の七草”と言って、七草粥に入れます。

七草の歌もあるようです!(*^^*)

 

前回のおせちの時にも、食材に色々な意味や願いがあるとお伝えしましたが、

この七草にも

 

せり(芹):競り勝つ

なずな(薺):なでて汚れを取り除く

ごぎょう(御形):仏の体

はこべら(繁縷ら):繁栄がはびこる

ほとけのざ(仏の座):仏の安座

すずな(鈴奈):神を呼ぶための鈴

すずしろ(清白):汚れのない精白

 

という意味合いを持っています。

 

それと同時に、体の疲れをとる、年末年始に疲れた胃腸を休めるなどの、薬効もあります。

和製ハーブとも言われるそう。

 

 

 

「人日(じんじつ)」とは、「人を大切にする」という意味を持つため、

お粥で自分の体を労わる、そんな日なのでしょうね(^^)

 

 

 

この日の風家の夕飯も、七草粥にしました♬

 

お粥はお米からコトコトと炊くのが美味しいですが、この日は酵素玄米があったので、

それを使ってお粥に(雑炊かな)しました。

 

七草はすずな(カブ)、すずしろ(大根)を薄くスライスし、酵素玄米と一緒に炊き、葉物は刻んで塩をしておきました。

柔らかく炊けたところで、葉物の水分を軽く切って混ぜて出来上がり♪

 

見た目は茶粥のような色の七草粥になりました~(^^)/

七草の青っぽい香りもいい感じ!

 

 

一年の初めに今年の無病息災を願って、自分や家族の健康を考えた食事をいただく。

 

 

こういった風習をみてみると、節目節目において、

自然と自分自身を調和させる事が生活の中に取り込まれているんだなぁと感じます。

自然を大切にし、自分を大切にする。

 

 

風家でも、出来るだけこの様な風習・習慣を、一緒に体験していただきたいと思っています。

 

今年一年、皆様が健康で元気に過ごせますように

 

 

お正月

 

年が明けて、

風家の辺りでも薄っすらと雪が積もりました。

 

 

お正月といえばおせちにお雑煮ですね(^O^)

 

元旦

毎年、和のお昼ご飯は、ひじきさんの作るお雑煮をいただきます!

 

お雑煮は、お祝い事や特別な「ハレの日」に食べる「ハレ」の食べ物で、

年神様にお供えしたお餅や野菜を、その年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と、

新年最初の火で煮込んで元旦に食べたのが始まりだそうです。

 

 

お雑煮といえば、日本各地やそれぞれの家庭によって様々ですよね♪

 

                  (「御食国若狭おばま食文化館」展示物より)

 

 

毎年和に来られた方々が、自分の所のお雑煮トークで楽しいお昼ご飯となるんですよ(^^♪

それを聞くのも楽しみですし、色々なお雑煮を食べ比べてみたくなります‼

 

 

 

                  (「御食国若狭おばま食文化館」展示物より)

 

福井県の若狭地方のお雑煮は、

”味噌汁に煮た丸餅、そこに黒砂糖を入れ、具は無し” 

というスタイルです! (かつお節をのせることもあります)

 

昔は貴重だった黒砂糖を、お正月の「ハレの日」にかけて食べたんですね。

 

 

 

「和が断食道場だから具が入ってないわけではありませんので‼」

と説明すると、皆さん驚かれます(^^;)

 

ひじきさんが作るお雑煮も、白味噌ベースの甘めの味噌汁に丸餅とかつお節、というシンプルですよ♫

(私の家では、栃の実を練りこんだ”とち餅”を好んで入れたりもします♡)

 

 

 

そして元日の夕飯は、

 

 

おせち料理を召しがっていただいています。

 

 

おせちの食材として使われるエビやごまめなどは使わず、お野菜やお豆類等で作っています。

野菜の飾り切りや細工、盛り付けなど、みなさんに手伝っていただきながら仕上げています(^^)

 

 

 

おせち料理は、

豊作の感謝を込めて、その土地で採れた食材をお供えし

その後に神様からのお下がりとしていただく料理です。

神様にお供えした食べ物を「御節供(おせちく)」と呼び、それがおせち料理のルーツとも言われています。

 

「めでたさを重ねる」という意味も込めて、重箱に詰められるんです

(どの段に何を詰めるか決まっています)

 

 

 

そして料理の食材やメニューには、

”五穀豊穣” ”無病息災” ”子孫繁栄”

などの願いが込められています。

 

最近はお雑煮やおせち料理を食べない人も多いかもしれません。

時代に合わせて、中華や洋食のおせち重や、一人分のおせち重など、種類も豊富になりました。

 

 

 

お雑煮やおせち料理のように、

昔から伝え受け継がれてきた食文化や歴史は、先人の自然と共に生きるうえでの感謝や、人々の健康・

平和な生活・世の中にたいする願いなどが詰まっています。

 

お料理をいただく時に、そこに込められた意味などを知った上で一つ一つ味わってみると、

自分の身体に入った時に、そういった想いのエネルギーでも満たされるように感じます。